Google広告のPMAXキャンペーンではチャネルパフォーマンスのレポートが確認できるようになっています。自動化が進んでいる中で特にPMAXでは詳細なレポート分析ができず、どこに配信されていたのか分からないといった課題がありましたが、チャネルパフォーマンスのリリースにより、ある程度の数値を把握できるようになりました。
本記事ではPMAXキャンペーンのチャネルパフォーマンスについて紹介していきます。2025年12月現時点ではベータ版となっているため、広告アカウントによっては見られない場合もあるかもしれませんが、今後は機能リリースされると思いますのでチェックしてみてください。
PMAXキャンペーンのチャネルパフォーマンスとは?
PMAXキャンペーンのチャネルパフォーマンスとは、広告が配信された広告枠のレポートを指します。チャネルというのは下記の配信先のことです。
- 検索ネットワーク
- ディスプレイ
- マップ
- Youtube
- Discover
- Gmail
つまり、PMAXキャンペーンがどのチャネルで表示されているのか、あるいはどのチャネルでコンバージョンしているのかが分かるようになります。
そもそもPMAX(ピーマックス)とは、検索やディスプレイなど様々な面に配信できるGoogle広告のキャンペーンタイプのひとつで、広告の成果を最大化するために自動的に最適化される機能を持つものでした。
そのためGoogle広告側で提供されるレポートは最小限となっており、マーケティング担当者は実際にどこにどのくらい広告が表示されたのかも分からない状態が続いていました。チャネルパフォーマンスが公開されたことにより、十分とは言えませんが少しずつPMAXキャンペーンの実態が見えるようになってきたと言えます。
PMAXの検索語句レポートもチェック
以前に機能がアップデートされた通り、PMAXキャンペーンのリリース当初は公開されていなかった検索語句レポートも見られるようになっています。チャネルパフォーマンスで「検索ネットワーク」で多く配信されていた場合、どのような検索語句で配信されているのかを分析することが可能となっています。
プレースメントレポートもチェック

チャネルパフォーマンスにあるチャネル分析ではチャネルごとのインプレッションやクリック、コンバージョンの数値が確認できます。さらにYoutube・ディスプレイのチャネルにあるプレースメントレポートを表示をクリックすれば、詳細な広告配信先のサイトが分かるようになります。
チャネルパフォーマンスの見方

PMAXキャンペーンでは配信先を制限できない点に注意
チャネルパフォーマンスのレポートが公開されたからといって、詳細なコントロールができるようになったわけではありません。検索ネットワークの効果が悪いからと言って検索広告のみを除外するということは難しいと言えます。
ただしPMAXキャンペーンの効果を高めるためにできる施策については、いくつかありますので紹介します。
検索語句の除外(キャンペーン単位)
チャネルパフォーマンスで検索ネットワークの成果が悪い場合には、検索語句レポートから無駄なクエリを抽出して、除外キーワードの設定を行いましょう。PMAXの除外キーワードはキャンペーン単位もしくはアカウント単位で可能です。
プレースメントの除外(アカウント単位)
PMAXキャンペーンでは引き続きプレースメントレポートの利用はできません。ただし配信したくないサイトが分かっているようであれば、アカウント単位で除外プレースメントを行うことでPMAXキャンペーンの配信先からも除外することが可能です。
まとめ
Google広告PMAXキャンペーンのチャネルパフォーマンスについて解説しました。広告運用者にとってはできることの少ないキャンペーンタイプでしたが、徐々に分析できる範囲が増えてきて、できる施策も増えてきています。
PMAXキャンペーンだからといって全てを自動にするのではなく、人の手を加えることで更に良くなるよう調整していきましょう!



