Meta(Facebook)広告の「Advantage」や「Advantage+」をご存じでしょうか。Meta Advantage/Advantage+ は、Meta広告の広告自動化ツールセットの総称です。
この記事では、Advantage と Advantage+のメリットやそれぞれの違い、設定できる項目などをご紹介します!
Advantage/Advantage+を使うメリット
Advantage/Advantage+を使うメリットは以下の3つです。
効率的に広告のパフォーマンスを最大化できる
Advantage/Advantage+を設定すると、AIのパフォーマンスが広告の目標達成に向けてターゲティングなどを自動で選定して配信してくれます。
広告に関心を持ってくれそうな人に多くリーチできる
キャンペーン全体でAIを活用することで、適切な利用者に適切なタイミングで広告を表示し、広告と関連性の高いオーディエンスへリーチできます。
広告運用に費やす時間と労力を削減できる
キャンペーン設定やターゲティングなどを自動化できるため、広告運用に費やす時間や労力を削減できます。
参考:Meta Advantageについて(Meta 公式サイト)
Advantage/Advantage+の違い
AdvantageとAdvantage+では、自動化できる範囲が違います。Advantageはキャンペーン設定の一部を自動化できますが、Advantage+ではキャンペーン設定の重要な作業全体(配置やクリエイティブなど)を自動化することができます。
参考:広告自動化ツールセット「Meta Advantage」でパフォーマンスをパワーアップ(Meta 公式サイト)
Advantage/Advantage+ の各ソリューションと特徴
総合キャンペーンソリューション
Advantage+ アプリキャンペーン
アプリインストールキャンペーンの成果を最大限に高めることを目指すものです。機械学習により、Advantage+ アプリキャンペーンは、パフォーマンスが高いクリエイティブを関連性が高いオーディエンスに、効果の高い配置で配信します。
Advantage+ ショッピングキャンペーン
オンライン売上の拡大を目指してパフォーマンスに注力する広告主に向けた、最も効率の高いソリューションとして開発されたものです。機械学習を活用することにより、少ない設定時間かつ高い効率で、価値の高いオーディエンスにリーチしやすくします。
オーディエンスの自動化
Advantage+ オーディエンス
Metaの高度なAIを利用してキャンペーンのオーディエンスを見つけることができます。リマーケティングキャンペーンを除くほぼすべてのキャンペーンタイプで、Advantage+ オーディエンスの利用がすすめられています。
Advantage詳細ターゲット設定
詳細ターゲット設定で指定した以外の利用者にもリーチすることで、キャンペーンのパフォーマンス向上に寄与することができる機能です。Advantage詳細ターゲット設定は、パフォーマンスの向上が見込めるとシステムが判断した場合に実行されます。
Advantageカスタムオーディエンス
パフォーマンスが向上する可能性が高いとシステムが判断した場合、元々選択されているオーディエンス以外にも広告が配信されるようにすることができます。望む目標を達成できる可能性が高い場合に、配信の基準となるソースとしてカスタムオーディエンスを使用しながら、リーチする人を増やします。
Advantage類似オーディエンス
パフォーマンスの向上が見込める場合は定義済み類似オーディエンス以外の利用者にも広告を配信できるようになり、キャンペーンの効果が高まります。
Advantage類似オーディエンスは、以下の目的および最適化でのみ利用可能です。
・エンゲージメント: コンバージョンまたはアプリイベントに最適化
・リード: コンバージョンまたはアプリイベントに最適化
・アプリの宣伝
・売上: コンバージョン、バリューまたはアプリイベントに最適化
・既存のオーディエンスをリターゲットするAdvantage+ カタログ広告
クリエイティブの自動化
Advantage+ カタログ広告
利用者の興味・関心、意向、アクションに基づいて関連する商品のおすすめを自動的に利用者に配信します。全商品を設定したカタログに対し、1つのキャンペーンを作成してウェブサイトやアプリでの売上を促進できます。
利用者がカタログの商品に興味・関心を示すと、その人に合わせた広告が動的に生成され、モバイル、タブレット、デスクトップで自動配信されます。
Advantage+ クリエイティブ
オーディエンスがアクションを実行する可能性が高いバージョンに画像や動画が自動的に最適化されます。選択した広告フォーマットや配置によっては、別のクリエイティブ最適化を利用できる場合があります。
Advantage+ カタログ用クリエイティブ
カタログを使って広告を配信する際のオプションです。利用者が最も反応しそうなものを考慮して、利用者ごとに異なるフォーマットとクリエイティブを表示できます。
Advantage+ グローバルカタログ広告
カタログに国や言語のフィードをアップロードすると、複数の言語と国を対象としたMeta Advantage+ カタログ広告(旧ダイナミック広告)を作成できるようになります。
この広告では、利用者に関連度の高いアイテムを、その人の国や言語に対応した正確な情報でカタログから自動的に表示します。
リンク先の自動化
ショップ広告
Facebook または Instagram にショップをお持ちの場合は、ショップ広告を使用することで、より多くの人にリーチし、商品の購入を促すことができます。
ウェブサイトとアプリ
クロスチャネルコンバージョン最適化と呼ばれる機能で、売上を目的とするキャンペーンを作成すると、コンバージョンを発生させる場所としてウェブサイトとアプリを両方とも選択できます。そのため、ウェブサイトとアプリのキャンペーンを別々に設定する必要がなくなります。
配置の自動化
Advantage+ 配置
Metaの配信システムにより、予算を最大限活用しながら広告の露出機会を増やすことができるような形で広告が配信されます。自動配置では、Facebook、Instagram、Audience Network、Messengerの設定で利用できるすべての配置に広告が掲載されます。
予算の自動化
Advantageのキャンペーン予算
複数の広告セットのキャンペーン予算が自動的に管理され、全体として最適な結果が得られるようになります。Advantageのキャンペーン予算を利用すると、キャンペーン全体の予算を設定できます。予算を設定すると、キャンペーン期間を通して、最適な結果を得られる広告セットに予算がリアルタイムで継続的に配分されます。
参考:Meta Advantageについて(Meta 公式サイト)
まとめ
Meta広告のAdvantage/Advantage+は広告運用で必要な設定を自動化できるので、設定にかかる時間や労力を削減して広告を運用することができます。積極的に使ってみましょう。
弊社ではデジタルマーケティングコンサルティングを行っており、お客様のビジネス目標に合わせたプロモーション戦略の提案から、広告の運用まで対応可能です。
広告運用やプロモーションに関してお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。