Yahoo!ディスプレイ広告の成果を高めるために欠かせないのが「高度なセグメント」の活用です。従来の年齢・性別・地域などの基本属性に加え、Yahoo!の膨大なデータを活用した詳細なオーディエンスターゲティングが可能になります。
この記事では、「高度なセグメント」の仕組みから設定方法、効果的な活用事例までをわかりやすく解説します。
Yahoo!ディスプレイ広告「高度なセグメント」とは?

「高度なセグメント」とは、Yahoo! JAPANが保有する膨大な行動データをもとに、より精度の高いターゲティングを実現するための機能です。 Yahoo!広告の「ディスプレイ広告(運用型)」において、広告配信の対象ユーザーを詳細に絞り込むことができます。
年齢や性別、地域などの属性ターゲティングと掛け合わせて絞り込むことができ、よりユーザーを限定して配信したいときに効果的な配信方法となります。
Yahoo!ディスプレイ広告では「サーチキーワードターゲティング」という配信も可能でしたが、サービス提供終了に伴い高度なセグメントに移行されています。
高度なセグメントの種類と特徴

高度なセグメントでは主に「キーワード」「URL」を設定することができます。
キーワード
任意のキーワードを設定して、それらのキーワードに対して興味関心の高いユーザーを絞り込むことができます。具体的にはYahoo!JAPANを利用しているユーザーの検索キーワードのデータを活用していると考えられます。
キーワードは2語以上の掛け合わせも設定することができ、かつ複数のキーワードもリストとして設定することが可能です。また複数のリストを作成してグルーピングすることで、どのリストの効果が高いかということも分析が可能になります。
URL
任意のURLを設定して、それらのURLに対して興味関心の高いユーザーを絞り込むことができます。自社の顧客が閲覧していると思われるウェブサイトのURLを設定したり、競合他社のURLを設定することも可能です。
ただし絞り込みすぎるとリーチが減少するため、最初は広めに設定して効果を見ながら調整しましょう。
高度なセグメントの設定方法
高度なセグメントの設定方法は、まず管理画面上の「ツール>オーディエンスリスト」を選択します。
次にオーディエンスリストの作成から「高度なセグメント」を選択します

①任意のオーディエンスリスト名を入力
②キーワード、URLどちらかを選択
③キーワードもしくはURLを入力して、追加
④拡張範囲(狭い、広い)どちらかを選択
⓹作成
オーディエンスリストを作成したら、配信したい広告グループに追加して設定は完了となります。
Yahoo!ディスプレイ広告とGoogleディスプレイ広告との違い

Googleディスプレイ広告ではカスタムオーディエンスという機能があり、キーワードやURLといった同様のターゲティングが可能です。
Google広告では他にアプリユーザーでのセグメントも可能となっており、特定のアプリを指定して広告を配信することも可能です。スマートフォンのAndroidユーザーのデータを保有するGoogleならではのターゲティング機能と言えます。
まとめ
Yahoo!ディスプレイ広告を運用している企業は、ぜひ高度なセグメントを積極的に活用しましょう。


