Googleのターゲティングを設定する時に「ターゲティング」の他に選択できる「モニタリング」をどうやって使うのか気になったことはありませんか?
モニタリングとはなんなのか、どうやって使えばいいのかをこの記事ではご紹介していきます。
「モニタリング」ってなに?
Google広告は、キャンペーンまたは広告グループで「ターゲティング」設定を使用すると、特定のオーディエンスへの広告配信が可能になります。
それに対して「モニタリング」の設定を使用しても広告を配信するターゲットに影響はありません。つまり何も設定していないのと同じ状態ということです。
では、なぜ「モニタリング」を使用するのでしょうか?
「モニタリング」の設定を使用すると、選択したプレースメント、トピック、またはオーディエンスで、どのような配信結果になったかのデータを取得できます。
例えば、検索広告を実施している場合に「モニタリング」を設定すると、ディスプレイ広告を配信する際のターゲットの参考となるデータを取得することができます。
モニタリングの使用例
ターゲティング
女性用のライダー ジャケットを販売する店を経営している A さんは、広告グループ「女性のオートバイ愛好家」で、ユーザー属性の性別として「女性」を、アフィニティ カテゴリとして「オートバイ ファン」を選択しました。「ターゲティング」でこのように選択すると、広告グループのリーチが絞り込まれ、オートバイに興味のある女性のみに広告が表示されるようになります。
モニタリング
A さんは、スポーツウェアの購入に関心がある顧客が多いかどうかを知りたいと思っていますが、広告グループのリーチをこれ以上制限したくはありません。この場合は、[オーディエンス] ページの鉛筆アイコンをクリックしてキャンペーンを選択し、「ユーザーが積極的に調べている情報や立てている計画」に基づいてオーディエンスを指定して、モニタリング基準として [アパレル、アクセサリ]、[スポーツウェア] の順に選択します。
このモニタリング設定では、スポーツウェアに対して購買意向の強いユーザーに表示される広告の表示回数についてのレポートを表示できます。モニタリング対象が既存のターゲティング(この場合は「女性用スポーツウェア」と「オートバイ ファン」)と重なると、モニタリングがレポートされます。
スポーツウェアに興味のあるユーザーに表示される広告の掲載結果が他の広告と異なる場合は、このオーディエンスの入札単価を調整できます。また、スポーツウェアに関心のあるユーザーに特別なランディング ページを表示したり、特典を提供したりする場合は、そのようなユーザーをターゲットにした新しい広告グループを作成することもできます。
・ディスプレイ広告で使用する場合、データはモニタリングとターゲティングの両方で選択された条件を満たす広告についてレポートされます。
・入札単価や入札単価調整をモニタリングの条件に使用することもできます。
「モニタリング」の推奨設定
Google検索広告とショッピング キャンペーン、Googleディスプレイ広告で「ターゲティング」と「モニタリング」を使用することができます。
ディスプレイ広告は「ターゲティング」が推奨設定です。
ディスプレイキャンペーンを運用する場合、ほとんどの案件で「ターゲティング」でオーディエンスを絞り込むので「ターゲティング」が推奨設定となっています。
検索広告とショッピング キャンペーンは「モニタリング」が推奨設定です。
検索広告の場合は、そもそも興味のあるキーワードで検索をかけているユーザーに広告を配信しているので、ターゲットを絞りこむ必要がディスプレイ広告と比べると低いと考えられるので「モニタリング」が推奨設定となっています。
「モニタリング」の設定方法
「モニタリング」の設定は「ターゲティング」の設定とほぼ同じです。
設定したいものを左タブから選び編集をクリックします。(ここではオーディエンスを選択)
「キャンペーン」か「広告グループ」か編集するレベルを選択します。
オーディエンスセグメントを選択し、「モニタリング」で保存します。
まとめ
モニタリングは簡単に設定できリーチにも影響がでないので、手軽に利用できるのもポイントです。
モニタリングを設定しておくことでターゲティングをより細かく分析できるようになり、効率的に予算を使えることで成果をアップさせる手掛かりになります。
本サイト「デジタライズラボ」を運営している株式会社ワンエイティでは、広告の運用代行事業を行っています。もっと効果的なターゲティングがないか、どうやってターゲティングを決めたらいいか分からないなど課題をお持ちの方はぜひご相談ください。