除外キーワード(対象外キーワード)のマッチタイプは検索キーワードと仕様が違う!意外と知らない設定上の注意事項

除外キーワード(対象外キーワード)のマッチタイプは検索キーワードと仕様が違う!意外と知らない設定上の注意事項マーケティング応用

検索広告のキーワードにおけるマッチタイプといえば、プロモーションの成否を分ける重要な設定項目です。また、除外キーワードについてもマッチタイプがあることはご存じの方も多いはずですが、検索ワードのマッチタイプとは仕様が異なることは知らない方もいるようです。

今回の記事では「除外キーワードのマッチタイプ」について、詳しく解説していきたいと思います。ちなみにGoogle広告では除外キーワード、Yahoo広告では対象外キーワードという名称になります。本記事では除外キーワードに統一しておりますが、機能としては同じものを指しています。

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除外キーワードとは?広告効果の改善に必須

除外ワードとは?広告効果の改善に必須

除外キーワードとは、検索広告において表示したくない検索語句を登録しておくことで、意図しない広告配信を防ぐ機能です。

検索広告では登録していないキーワードでも広告配信がされます。これは広告効果を高めたり、広告運用の工数を削減することにもつながります。しかし、その一方で「本当は表示させたくない検索語句」についても表示がされてしまうという弊害もあります。

例えば「メンズ アクセサリー」という検索キーワードを登録すると、「男性用 ピアス」などでも広告が表示されてしまう可能性があります。しかし、ピアスの取り扱いがないようなショップの場合は、そのようなキーワードでは広告を配信したくないはずです。

その場合は除外キーワードで「ピアス」を登録しておくことで、広告の配信がされないようになり、広告効率を高めることにつながります。

一般的な検索広告のマッチタイプ「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」

続いて「マッチタイプ」についても解説します。マッチタイプについては以前にも解説の記事を配信していますので、詳細について知りたい方は下記より、ご確認ください。

マッチタイプとは

ユーザーが検索している語句と入稿しているキーワードが一致することで広告はオークションにかけられますが、検索語句とどのくらいの関連性があるキーワードまで広告配信するかを指定できるのがマッチタイプです。

部分一致とは

キーワードと同じ意味のクエリを識別し、完全一致やフレーズ一致よりも広く広告配信できるマッチタイプです。部分一致はキーワードを含まない検索語句でも表示されます。

フレーズ一致とは

キーワードと同じ意味の検索語句に加えて、同じ意味に解釈できる場合にも配信されるマッチタイプです。キーワードに具体的な情報を追加した検索にも広告配信されるため完全一致よりも広く、部分一致よりも絞ったターゲットに配信ができます。

完全一致とは

指定したキーワードと同じ意味・意図の検索語句に対して広告表示できるマッチタイプです。広告の表示対象を最も絞り込むためブランド名や商品名といった特定のキーワードによる広告配信に適しています。

除外キーワードのマッチタイプにも「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」があるが仕様が異なる

除外ワードのマッチタイプにも「部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」があるが仕様が異なる

検索広告の運用をしていれば一般的なマッチタイプについては理解している方が多いのですが、除外キーワードについても同じ仕様であると考えている方もいるようです。除外キーワードのマッチタイプについて正しい挙動を十分に理解していないと、広告効果の改善につながらずに手間ばかり掛かってしまいます。

それぞれのマッチタイプについて、除外キーワードの仕様を確認していきましょう。

除外キーワードの部分一致

まず「除外キーワードの部分一致」は設定した除外キーワードに含まれるものであれば、順不同で除外されます。注意しなければならないのは、検索キーワードとは異なり、語句として含まれているもののみが除外の対象になるという点です。

以下の例では「ランニング シューズ」を除外した場合、「青 ランニング シューズ」や「シューズ ランニング」は除外対象となります。「ランニング」および「シューズ」を含まない場合には除外されないということになります。

部分一致 除外ワードの例

除外キーワードではスペースで区切られたそれぞれの語句がユーザーが検索している語句に含まれているかどうかが広告配信の判断基準となるため、検索キーワードのマッチタイプとは大きく異なるということが分かるかと思います。

除外キーワードのフレーズ一致

「除外キーワードのフレーズ一致」では、除外キーワードとして登録したものがフレーズに含まれていないと除外対象にはなりません。こちらは語句の順番も同じである必要があります。

「ランニング シューズ」の除外キーワードの場合は、「シューズ ランニング」は語句の順序が逆になっているので配信対象になります。

フレーズ一致 除外ワードの例

除外キーワードの完全一致

「除外キーワードの完全一致」は非常に分かりやすく、登録したキーワードのみが除外の対象となります。

完全一致 除外ワードの例

画像:Google広告ヘルプより

Google検索広告とYahoo検索広告で違いはあるか?

検索広告を運用していて注意しなければならないのは、GoogleとYahoo!で違いはあるかという点です。結論から言うと除外キーワードで登録された場合の除外される検索語句について、大きな違いはありません。

 

まとめ

まとめ

検索キーワードと除外キーワードのマッチタイプの違いについて、理解できましたでしょうか?どのような検索語句を除外したいのかによって、除外キーワードのマッチタイプは変わってきますが、しっかりと理解できていれば、同じワードを別のマッチタイプで設定する必要はないでしょう。

広告効果の改善するためにはマッチタイプを理解し、活用していく必要があります。検索広告にお困りのことがあれば、ワンエイティに是非ご連絡ください!

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