Google広告には様々なキャンペーンタイプがあり、P-MAX(ピーマックス)はその中の一つです。Google広告と言えば検索広告を思い浮かべる方も多いと思いますが、P-MAXは比較的新しいキャンペーンであり、Web広告・Webマーケティング業界では注目度もMAXになっています!
今回の記事ではP-MAXキャンペーンについて紹介するとともに、Google広告のキャンペーンタイプについても徹底解説していきたいと思います!
P-MAX(ピーマックス)とは?初心者のための用語解説
P-MAXとはPerformance Max(パフォーマンスマックス)を省略したもので、単にP-MAX(ピーマックス)、またはP-MAXキャンペーンとも呼ばれます。名前の通り、広告の効果を最大化にすることを目的としたキャンペーンタイプで、Google広告における全ての広告枠に配信できるものになっています。
Google広告には様々なキャンペーンタイプがあり、キャンペーンタイプによって広告枠が決まっています。例えば検索広告であれば検索結果に、ディスプレイ広告であればGoogle広告ディスプレイネットワークに、デマンドジェネレーションキャンペーンではGmailやDiscoverなどのGoogleサービス内にといった形です。
つまり、P-MAXを利用することでキャンペーンを分けることなく横断的に広告を配信することが可能になります。キャンペーン毎に入稿をしたり、データを分析したり、改善したりする必要がないため、非常に管理の手間が少なく広告運用者としては便利なものと言えるでしょう。
「じゃあ、他のキャンペーンタイプはいらないんじゃない?」
と思われるかもしれませんが、そうではありません。現在のところ、P-MAXは検索広告キャンペーンとの併用が推奨されており、併用することで相乗効果が得られるとされています。
P-MAX for Store Goals
P-MAXにおいて特に実店舗への来店を促進する広告を「P-MAX for Store Goals」と呼びます。以前はローカルキャンペーンという名称でしたが、現在はアップデートされています。
「P-MAX for Store Goals」は、オンライン広告でオフラインのビジネスを拡大させることが目的となります。Googleビジネスプロフィールの登録が必要であり、Google広告と連携をすることで配信できるようになります。
P-MAX for Retail
「P-MAX for Retail」は小売業者向けのP-MAXになります。Googleショッピング広告に配信できる広告であり、オンラインで商品を販売している事業者向けの広告となります。以前はスマートショッピングキャンペーンという名称でしたが、こちらも現在はアップデートされています。
「P-MAX for Store Retail」ではGoogle Merchant Centerのアカウント開設、フィードの登録・Google広告アカウントとの連携をすることで配信ができるようになります。
P-MAX for Travel Goals
「P-MAX for Travel Goals」は旅行業者向けのP-MAXになります。P-MAXの中でもホテルへの直接予約を目的にしたキャンペーンになります。Google Hotel Centerのフィードと連携することで、各施設の広告配信が自動で行われます。
旅行関連の目標達成のための P-MAX キャンペーンと Hotel Center とのリンクは、現時点ではホテルの数が 100 以下のアカウントに限定されています。Hotel Center アカウントに 100 を超える宿泊施設が登録されている場合、旅行関連の目標達成のための P-MAX キャンペーンで、リンクした Hotel Center アカウントを使用できません。
旅行関連の目標達成のための P-MAX キャンペーンを使ってみる Google広告ヘルプ
Google Hotel Centerを利用していない場合には、ホテルフィードを手動で登録することも可能で、CSVもしくはGoogleマップを利用した作成になります。CSVではGoogleマップの施設URLを入力してアップロードします。Googleマップは検索して表示される宿泊施設を選択することで反映されます。
旅行業者向けには「Googleホテルキャンペーン(Googleホテル広告)」も用意されていますが、マルチチャネルに配信できるP-MAXがリリースされたことで、より高い広告効果が期待できます。
P-MAXのパフォーマンスマックスになる特徴は大きく3つ!
P-MAXの大きな特徴は先述した通り、Google広告で配信できる全ての広告枠を網羅していることにあります。その他にも特筆すべき特徴がありますので、一つずつ解説をしていきます。
P-MAXで配信できる広告枠の一覧
P-MAXで広告を配信できる広告枠には以下のものがあります。
Google検索
誰もが一度は使ったことがあるかと思いますが、Google検索エンジンの検索結果にある広告枠にP-MAXで配信がされます。検索連動型になりますので、関連性の低い検索語句の場合には表示はされません。
Googleリスティング広告(検索連動型広告)については下記の記事を参考にしてください。
Google広告ディスプレイネットワーク
Google広告では様々なメディアと提携しており、ネットワーク化されています。これらはGoogle広告ディスプレイネットワークと呼ばれ、P-MAXの配信先となっています。そのため、Googleディスプレイ広告の配信先は膨大になっていて、例えば、Yahoo!ニュースやライブドア、dmenu、朝日新聞デジタルなどが挙げられます。
YouTube
動画サイトとしては最も人気のあるYoutubeはGoogleが提供するサービスであり、広告配信先でもあります。テレビCMのように動画視聴中に配信されるインストリーム動画広告もあれば、ディスプレイ広告枠もあります。
Google Discover(グーグル ディスカバー)
あまり聞きなれない方も多いと思いますが、Discover(ディスカバー)はGoogleが提供する機能で、ユーザーが興味のあるコンテンツを自動で配信してくれるものです。P-MAXで広告が配信できるほか、デマンドジェネレーションキャンペーンでも配信できます。
Gmail
Gmailを利用されている方は非常に多くいらっしゃいますので、ご存じの方も多いと思いますが、Gmail内にも広告枠があります。Google広告ではP-MAXおよびデマンドジェネレーションキャンペーンで広告を配信することが可能となっています。
Googleマップ
P-MAXでGoogleマップへの広告配信は可能ですが、住所表示オプションの設定が必要になります。住所表示オプションの設定にはGoogleビジネスプロフィールへの登録が必要になりますので、実店舗を持っている方は対応されることをオススメします。
Googleショッピング
特にEC事業者では必須になりますが、Googleショッピングの検索結果についてもP-MAXの配信対象となります。ただし、Googleショッピングに広告を配信するためにはGoogle Merchant Centerのアカウント開設、および商品フィードの登録が必要になります。
AI・機械学習による広告運用の自動化
P-MAXでは細かい運用調整が必要ありません。
例えばP-MAXには検索キーワードの設定はありません。かわりにオーディエンスシグナルと呼ばれるターゲットとなるユーザーを設定することで、機械学習を強化させることができます。
また手動の入札単価は設定することができないため、スマート自動入札(コンバージョン最大化、コンバージョン値最大化など)を利用することになります。
キャンペーン単位での予算配分も気にする必要はありません。効果の高い広告枠に最適化されて配信されますので、日予算を調整するのは1つのP-MAXキャンペーンで済みます。
さらに自動作成アセット機能もありますので、後述するP-MAXの設定方法で紹介します。
コンバージョンの獲得に特化
P-MAXについてはブランディングではなく、ダイレクトレスポンス型の広告になります。コンバージョンの獲得に特化しているため、コンバージョン数を増加させることが期待できます。そのためには、しっかりとコンバージョンを計測できるようにしておく必要があります。
またP-MAXの機械学習機能を活かすためにはコンバージョンのデータが十分に蓄積されていなければなりません。コンバージョン数が少ない場合にはマイクロコンバージョンを設定することで、より精度の高い広告配信ができるようになります。
P-MAXの最大限に活かすべきメリットはコレ!
P-MAXを利用するメリットは大きく「コンバージョン獲得」と「工数削減」が挙げられます。
コンバージョン数を増やすことができる
P-MAXはコンバージョンの獲得に特化した機能を持っているので、既存キャンペーンだけで運用するよりも効率的にコンバージョンを増やすことができます。必ず効果が高まると断言できるものではありませんが、しっかりと運用することができれば成果にもつながるはずです。
運用の工数を削減することができる
1つのキャンペーンで様々な広告枠に横断的に広告を配信できることや検索キーワードの設定が不要であることなどを考えると、その他のキャンペーンタイプと比較して運用の工数が少なくて済みます。専門的な知識を持つ人材の確保も不要になるため、人件費を節約することにもつながります。
P-MAXのデメリットを知って、広告運用には要注意
メリットとして挙げたことも見方を変えるとデメリットにもなってしまいますので、注意しておかなければなりません。
細かい運用の調整ができない
運用を自動化するP-MAXですが、細かい調整ができないため意図した配信がされず、広告効果を高めることができない可能性があります。例えば、検索キーワードの指定ができないため、実際にはどのような検索語句でクリックがされているのかが分からず、無駄な費用が発生してしまいかねません。
細かいレポートが出力・分析できない
細かい設定ができないこともあり、それに伴うレポートも限定的でしか出力できず、分析をすることができません。キャンペーン単位やアセットグループ単位においては一般的な項目(表示回数やクリック数、コンバージョン数など)は確認できるため、P-MAXの善し悪しは判断することが可能です。しかしながら何故そうなっているのかといった詳細については分からない仕様になっています。
コンバージョンデータの十分な蓄積が必要
機械学習を有効に活用するためには十分なコンバージョンデータが必要となります。少ないコンバージョン数では最適化が働かないため、安定した広告配信ができなくなります。そのため広告予算が大きいほど、P-MAXの活用には有利と言えるでしょう。
簡単にできるP-MAXの設定方法と手順
P-MAXの設定は管理画面から行うことが可能です。以下の手順に沿って設定していくことで、誰でも簡単に広告配信することが可能です。
キャンペーンの作成
まずGoogle広告の管理画面にログインをして、キャンペーンの作成ボタンをクリックします。
キャンペーン目標を選択
キャンペーンの目的は以下の中から選択します。
- 販売促進
- 見込み顧客の獲得
- ウェブサイトのトラフィック
- 来店数と店舗売上の向上
- 目標を設定せずにキャンペーンを作成する
どれを選択すれば良いか分からなければ「目標を設定せずにキャンペーンを作成する」で問題ありません。
キャンペーンタイプの選択
キャンペーンタイプはP-MAXを選択します。キャンペーンの目的を上記に挙げたものを選択しないとP-MAXが表示されません。
最適化するコンバージョンを選択
Google広告ではコンバージョンを複数設定することが可能なため、どのコンバージョンを最適化するのかを指定します。
キャンペーンに商品を追加する
Googleショッピング広告や動的ディスプレイ広告などを配信する際には「このキャンペーンに商品を追加する」という項目で、マーチャントセンターの設定をします。
キャンペーン名を入力
任意のキャンペーン名を入力します。デフォルトでは「Performance Max-1」となっていますので、そのままでも問題ありませんが、分かりやすい文言を入れておくと良いでしょう。
単価の設定
続いて自動入札の設定です。P-MAXではコンバージョン最大化(目標コンバージョン単価は任意)とコンバージョン値の最大化(目標広告費用対効果は任意)の設定が可能です。
新規顧客の入札単価
新規顧客にリーチしたい場合にはチェックを入れます。一般的には既存顧客のリピートの方が獲得効率は高いため、コンバージョン単価が上がってしまっても新規顧客を重点的に攻略したい場合にはチェックを入れた方が良いでしょう。デフォルトではチェックが外れていますので、そのままでも問題ありません。
地域の設定
細かい設定ができないP-MAXですが、地域ターゲティングの設定は可能です。地域は国もしくは市区町村(一部を除く)、指定地点からの半径〇kmで設定します。
自動作成アセットの設定
自動作成アセットではテキストや広告リンク先が自動で設定されます。後でテキストや画像、リンク先などの設定をしますが、それとは別にテキストが勝手に生成され、意図しないページに集客されます。
デフォルトではチェックが入っていますので、Googleの推奨設定としてはそのままでも良いかもしれません。しっかりとコントロールしたい場合には、チェックを外しておくようにしてください。
NEW!!
P-MAXキャンペーンでは横型動画を利用して、縦型やショート用に自動で変換する機能が新しくリリースされています。様々なサイズの動画を用意するのは大変だと思いますが、この機能を利用することで、大幅にクリエイティブ制作の工数を削減できるでしょう。
その他の設定
広告のスケジュールでは曜日や時間帯を指定することができます。
広告の開始日や終了日がある場合には指定するようにしましょう。
キャンペーンURLのオプションではトラッキングテンプレートが利用できます。
ページフィードを利用すれば、ユーザーを集客したいページを指定できます。
ブランドの除外では特定のブランドの検索に対して広告を配信しない設定ができます。
アセットグループ名の入力
P-MAXでは広告グループがありません。その代わりにアセットグループを作成して管理していきます。まずは任意のアセットグループ名を決めます。こちらも分かりやすい名称を入れておくと良いでしょう。
アセットの入力
アセットには以下のものが含まれます。
- 最終ページURL
- 画像
- ロゴ
- 動画
- 広告見出し(半角30文字×15)
- 長い広告見出し(半角90文字×5)
- 説明文(半角60文字×1つ、半角90文字×4)
- 会社名またはブランド名
- 広告表示オプション
- 行動を促すフレーズ
- 表示URLのパス
- モバイルの最終ページ URL
項目に従って入力をしていきましょう。
シグナル:検索テーマの設定
検索テーマは、ユーザーに検索されるキーワードを入力します。上限は25個までになり、主に検索広告に表示させるためのシグナルとなると想定されます。
シグナル:オーディエンスシグナルの設定
オーディエンスのシグナルではリマーケティングリストの設定や、Googleが用意している興味関心カテゴリー、あるいはカスタムセグメントなどを選択することができます。
性別や年齢、世帯年収、子どもの有無などのユーザー属性の設定も追加することができます。
予算の設定
続いて予算の設定です。Google広告ではキャンペーン単位での日予算を設定します。推奨の予算をチェックボックスで選択することもできますが、カスタム予算の設定で企業の広告予算に応じて自由に変更することができます。
最後に設定した内容を一通り確認する画面が表示されるため、問題なければ公開ボタンをクリックします。
P-MAXの入稿規定をチェックして事前準備を
P-MAXで入稿するテキストや画像などはアセットと呼ばれます。自由に設定ができるわけではなく、それぞれに入稿規定がありますので、チェックしていきましょう。入稿規定を確認して、事前に用意しておくと管理画面上の設定がスムーズになります。
最終ページURL
最終ページURLは、広告をクリックしたときに遷移させたいページのURLを入力します。セキュリティの観点から「http://」ではなく、「https://」から始まるSSLを利用していることが望ましいと言えます。
画像
P-MAXでは横長・正方形・縦長の3種類を入稿することができます。いずれもファイル容量を5,120 KBに収める必要があります。
- 横長(1.91:1):1,200×628pxなど
- 正方形(1:1):300×300px、1,080×1,080px、1,200×1,200pxなど
- 縦長(4:5):960×1,200pxなど
※1つのアセットグループには最大で15個の画像を入稿することが可能です。
※縦長のサイズについては任意となりますが、横長・正方形は必須となります。
ロゴ
ロゴについては正方形(1:1)を入稿します。
※1つのアセットグループには最大で5個のロゴを入稿することが可能です。
動画
動画についてはYoutubeチャンネルにアップしたURLを設定します。動画ファイルを管理画面に直接入れるわけではないので、事前に準備しておきましょう。また任意項目となるため、動画がない場合には設定は不要です。
広告見出し
半角30文字(全角15文字)を最大で5つ入稿可能です。3つ以上が必須となります。
長い広告見出し
半角90文字(全角45文字)を最大で5つ入稿可能です。1つ以上が必須となります。
説明文
半角90文字(全角45文字)を最大で5つ入稿可能です。2つ以上が必須となります。
会社名
半角25文字(全角12文字)を1つ入稿可能です。会社名の他、ブランド名やサービス名なども設定できます。
広告表示オプション
サイトリンクやコールアウト、構造化スニペットなど様々な広告表示オプションがあり、P-MAXにおいても設定可能です。
行動を促すフレーズ
以下の中から選択します。
- 自動
- 詳細
- 見積もりを希望
- 申し込む
- 登録
- お問い合わせ
- ダウンロード
- 今すぐ予約
- 今すぐ購入
表示URLのパス
半角15文字(全角7文字)を2つ設定できます。任意項目となりますので、必ず設定しなければならないものではありません。
モバイルの最終ページ URL
モバイル用のURLが異なる場合には設定することが可能です。こちらも任意項目になります。
P-MAXを上手く活用して運用するポイント
P-MAXを上手く活用するためのポイントをまとめました。自動化されたからといっても設定をしっかり行わなければ、効果が得られず、機械学習も働かなくなる可能性もあります。P-MAXの運用において重要なポイントは、しっかりと抑えておいてください。
検索広告キャンペーンと併用する
P-MAXでも検索広告の配信はされますが、十分ではないため、検索広告キャンペーンとの併用が推奨されています。コンバージョンの見込みの高いキーワードについては、検索広告キャンペーンでしっかりと配信しておくのが望ましい形と言えます。
広告のアセット(テキスト、画像、動画)を十分に登録する
広告のアセットにはテキストや画像、動画など様々ですが、なるべく全ての項目を設定できる上限まで入れておく方が良いとされています。もちろん闇雲に登録しておけばいいわけではありませんが、効果検証を行いながら最適化を進めていくことが重要です。
自動作成アセットに気を付ける
自動作成アセットは広告テキストやリンク先ページを自動で作成する機能ですが、レポート上ではどのように配信されているかが分からなくなっています。意図しない配信が増加するケースもあり、十分に注意が必要と言えるでしょう。
オーディエンスシグナルを検証する
P-MAXではオーディエンスシグナルの設定によって、配信対象が変わってきます。より効率的にコンバージョンを獲得するためには、リマーケティングリストを追加すると良いでしょう。リマーケティングリストを追加したからといって過去訪問者のみに広告配信がされるわけではないので、Google側にターゲットユーザーを教える上では重要なポイントになります。さらにコンバージョンを増加させたい場合にはカスタムセグメントの追加なども検討してみてください。
キーワードの除外設定
P-MAXでは検索広告の配信もされますが、検索テーマ除いてキーワードの設定をすることはできません。ただし除外キーワードの設定はアカウント単位で設定することが可能ですので、除外したいキーワードがあれば、アカウント単位の設定から追加するようにしましょう。
※追記
P-MAXキャンペーンでキャンペーン単位の除外ワードの設定ができるようになりました。
その他のGoogle広告のキャンペーンタイプには何がある?
ここまで読んでいただいた方は既にP-MAXの設定・運用ができるはずですが、その他のGoogle広告のキャンペーンタイプについても知っておいてください。プロモーションによってはP-MAXよりも効果が高いキャンペーンタイプがあるかもしれません。
検索広告キャンペーン
検索広告キャンペーン(Googleリスティング広告)は、特定のキーワードで検索されたときに広告を表示するキャンペーンタイプです。検索エンジンの検索結果ページに広告が表示され、ユーザーが関連するキーワードで検索するときに、関連する広告が表示される仕組みです。
ディスプレイ広告キャンペーン
ディスプレイ広告キャンペーン(Googleディスプレイ広告)は、Google広告ディスプレイネットワークに広告を表示するキャンペーンタイプです。ディスプレイ広告は、テキストベースの検索広告とは異なり、画像、動画、テキスト、アニメーションなどのメディアを使用して広告を表示します。これらの広告は、Googleの提携パートナーや関連サイト上に表示され、特定のターゲットオーディエンスに配信されます。
デマンドジェネレーションキャンペーン(旧ファインドキャンペーン)
デマンドジェネレーションキャンペーンは、Google DiscoverやGmail、YoutubeなどのGoogleサービス上に広告を表示できるキャンペーンタイプです。検索履歴やWeb閲覧履歴などをを活用することで、より精度の高い広告配信が可能になっています。
動画広告キャンペーン
動画広告キャンペーンは、動画クリエイティブを用いて、ターゲットオーディエンスに向けて商品やサービスに対する関心を喚起し、需要を創出するキャンペーンタイプです。これにはYouTube広告やGoogleディスプレイネットワークの一環としての動画広告が含まれます。
スマートキャンペーン
スマートキャンペーンは、小規模なビジネスオーナーや広告主向けに設計された、自動化された広告キャンペーンタイプで、機械学習とアルゴリズムを活用して、簡単に広告を作成し、運用することができるようになっています。検索広告やディスプレイ広告もまとめて配信できるため、今回ご紹介したP-MAXとも似ている部分が多くあります。
ショッピングキャンペーン
ショッピングキャンペーンは、商品をオンラインで販売する小売業者やECサイトの運営者が、Google広告プラットフォームを利用して商品広告を効果的に展開するためのキャンペーンタイプです。ショッピングキャンペーンは、商品の画像、価格、商品名などを含む情報を含む広告を表示し、ユーザーが関連する商品を検索する際に表示されます。
アプリキャンペーン
アプリキャンペーンは、モバイルアプリのダウンロードやアプリの利用を促進するためのキャンペーンタイプです。アプリキャンペーンでは、アプリの広告がGoogleの検索結果、Google Play、YouTube、Googleディスプレイネットワークなどに自動的に表示され、ユーザーをアプリのインストールに誘導したり、リエンゲージメントを促したりできます。
P-MAXを含むGoogle広告運用を委託するには
P-MAXは自動化されている部分が多く、簡単に思われる方も多いと思いますが、やはりWeb広告に慣れていない方にとっては難易度は高くなるかもしれません。また忙しくて時間が取れないという方もいらっしゃいます。そのような場合には広告会社に委託することを検討してみてはいかがでしょうか。
株式会社ワンエイティではGoogle広告のP-MAXの設定・運用はもちろん、その他のキャンペーンタイプ、あるいはYahoo広告の運用についても代行しております。貴社の課題に応じて適切な提案をさせていただきますので、まずはご相談ください。
まとめ:P-MAXを活用して広告効果を改善していきましょう
P-MAXの活用には課題がいくつかありますが、成果を出している広告アカウントも多数あります。なかなか効果が上がらないといった場合には、本記事を参考にしていただき、改善を進めていただければと思います。
Google広告に限らず、広告の自動化が進んでいきます。広告運用する中では上手くいかないことも起こり得ることですが、AIや機械学習としっかり向き合って改善していかなくてはなりません。そのために、まずは正確な情報や活用するノウハウを蓄積するようにしていきましょう。
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