Web広告やリスティング広告のクリック率(CTR)とは?重要性やクリック率を上げる方法を解説

クリック率とは?重要性や改善方法を解説マーケティング基礎

Web広告やリスティング広告を運用する上でよく目にするのがクリック率CTR)。クリック率とは広告がクリックされた割合を表す指標です。何となく重要なのは分かるけど、クリック率の上げ方が分からない方、そもそもなぜクリック率を上げた方が良いのかが分からない方もいるのではないでしょうか。

この記事ではクリック率の概要や重要性、改善方法などを解説します。ぜひ自社の広告運用にお役立てください。

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クリック率(CTR)とは?Web広告やリスティング広告での計算方法

クリック率(CTR)とは?

クリック率とは広告のクリック数を表示回数で割った値のことです。広告が表示された回数に対し、どのくらい広告がクリックされたかを割合で確認することができます。ちなみにCTRClick Through Rateの略語です。

ユーザーが広告に興味がなければクリックしないと考えた場合、どのくらいのユーザーがその広告に興味を持ったかを示す指標としても捉えることができます。

クリック率の計算方法
クリック率(%)= 広告のクリック数 ÷ 広告の表示回数 × 100

クリック率(CTR)は高く保つべき!クリック率の重要性

クリック率(CTR)の重要性

そもそもWeb広告やリスティング広告のクリック率は何故上げた方が良いのでしょうか。クリック率が重要な理由は、以下のとおりです。

Webページへの流入数が増える

表示回数が同じ場合、広告がクリックされる数が増えれば、推移先のWebページやランディングページに訪れるユーザー数も増えます。クリック率が低い時より、多くのユーザーに自社のページを見てもらうことができます。

品質スコアに影響する

品質スコアとは広告の品質の目安となる数字です。広告、キーワード、ランディングページなどによって1~10の10段階で評価されます。

クリック率が高いということはユーザーにとって有益であると判断されます。他にも品質スコアに関わる指標はありますが、クリック率が高ければ品質スコアも上がり、広告が掲載されやすくなるのは大きなメリットです。

クリック率が高い広告やリスティングは、ユーザーにとって有益で関連性が高いという意味になります。クリック率は、広告ランクを決定する一要素であるキーワードの推定クリック率にも影響します。クリック率は、宣伝内容や広告の掲載先のネットワークに左右されます。
引用:クリック率とは- Google広告

リスティング広告のクリック率(CTR)の平均はどのくらいか

Google 広告の場合、平均クリック率はリスティングで 3.17%、ディスプレイで 0.46%となっています。
引用:WordStream By LOCALiQ

ただクリック率の平均は、業種や配信状況によって変化が激しいものなので一概にはいえません。媒体や広告の内容、配信時期、ターゲットにもよっても大きく平均は変わります。あくまで上記のデータは参考程度に認識しておきましょう。

クリック率の確認方法

Google広告・Yahoo!広告の場合は、管理画面の表示項目から以下の手順で確認できます。
クリック率の確認方法
1.キャンペーン一覧画面に移動します。
2.表示項目の変更画面へ移動します。
3.表示項目の「クリック率」にチェックします。
4.キャンペーンや広告グループなど、各種項目ごとにクリック率を確認できます。

リスティング広告やディスプレイ広告のクリック率(CTR)を上げる方法

クリック率(CTR)を上げる方法

リスティング広告の場合

リスティング広告のクリック率(CTR)を上げたい場合、以下のような改善方法があります。

広告文の見直し

リスティング広告と同様に、広告文やタイトルはユーザーが広告のクリックすを判断する重要な要素です。業種や商品によっても違いますが、一般的には以下のような工夫ができます。

・ユーザーにとってのメリットを明記する
「新規顧客獲得数20%アップ」など。
・価格を明記する
「3か月お試し価格5,000円」など。
・ユーザーの行動を促す文を入れる
「今すぐ購入」や「もっと見る」など。

検索キーワードの見直し

ユーザーのニーズに合わせたキーワードを設定できていないと、適切なユーザーへ広告を配信できないためにクリック率が低くなります。

例えば、ポケットWi-Fiが欲しいユーザーをターゲットにしてみましょう。この時に検索キーワードを「インターネット」「契約」だけで設定していると、自宅用の固定インターネットを契約したいユーザーもターゲットになってしまいます。ここに「外出先」「持ち運び」などのキーワードを加えると、よりポケットWi-Fiを購入する確率が高いユーザーに絞って広告を配信できます。

そして意外と見落としがちですが、キーワードの選定だけではなくマッチタイプも活用しながら検索キーワードを設定することも大切です。

広告表示オプションを使用する

広告表示オプションとは、電話番号やサイトリンクなどの追加情報を掲載できる機能です。広告テキストには入れられなかった情報を表示でき、広告の占有範囲が広がるため、ユーザーの目に入りやすくなります。

よりユーザーに興味を持ってもらうためにも、広告表示オプションは積極的に設定しましょう。

ディスプレイ広告の場合

ディスプレイ広告のクリック率(CTR)を上げたい場合、以下のような改善方法があります。

ターゲティングの見直し

年齢・地域・興味関心などを、広告のターゲットとなるユーザーに合わせて設定すると、より広告のターゲットに近しいユーザーに広告を配信することができるため、クリック率の改善に繋げることができます。

例えば東京都で行う若者向けのファッションイベントの広告を出す場合、ご年配の方や遠方の方へ配信してもクリックに繋がる確率は低いです。そこで年齢は20代まで・配信地域は東京都・興味関心はファッションに絞るなど、細かく設定することでよりターゲットに近しいユーザーへリーチし、広告へ興味を持ってもらえる確率を高められます。

広告文の見直し

リスティング広告と同様に、広告文やタイトルはユーザーがクリックするかを判断する重要な要素です。ユーザーがクリックしたいと思うような、広告文を設定することが大切です。

クリエイティブの見直し・ABテストの実施

クリエイティブの配色やデザイン・文言などを見直すと同時に、複数のクリエイティブを運用してABテストを実施してみましょう。ABテストを実施することで、よりクリック率が高いクリエイティブを把握できます。

ABテストとは?
広告クリエイティブなどを複数パターンを用意して運用し、パフォーマンスを比較するテストです。比較したい要素以外の設定は同条件で実施します。

クリック率を上げる=広告の成果向上ではない

クリック率(CTR)を上げる=広告の成果向上ではない

リスティング広告やディスプレイ広告のクリック率(CTR)を上げることはとても大切ですが、クリック率が上がったから広告の成果も上がる、ということではありません。

そもそもランディングページの質が低い、広告のターゲットが適切ではないなどの場合、いくらクリック率を上げてもコンバージョンには繋がりにくいでしょう。クリック率だけに囚われず、コンバージョン率など他の指標も確認し、広告のターゲットやランディングページなども見直しておきましょう。

まとめ:クリック率(CTR)やその他の指標をしっかり分析して、広告を改善しましょう

クリック率(CTR)は広告の効果を確認する上で重要な指標です。この記事の内容を参考にしながらクリック率を改善し、自社のビジネスにお役立てください。

また弊社ではデジタルマーケティングコンサルティングを行っており、お客様のビジネス目標に合わせたプロモーション戦略の提案から、広告の運用まで対応可能です。

広告運用やプロモーションに関してお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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