Googleリスティング広告とYahoo!リスティング広告の違いは？それぞれの特徴を比較！

日本でリスティング広告と言えば、Googleリスティング広告とYahoo!リスティング広告が主流となっています。その他にはbingリスティング広告などもありますが、検索エンジンのシェアから言うと優先順位としては高くありません。

今回の記事ではGoogleリスティング広告（Google検索広告）とYahoo!リスティング広告（Yahoo!検索広告）の違いについて紹介していきたいと思います。

Googleリスティング広告とYahoo!リスティング広告の基本的な共通点
Googleリスティング広告はGoogleに、Yahoo!リスティング広告ではYahoo!JAPANに広告が配信される
1. 日本国内での検索エンジンのシェア
Googleリスティング広告とYahoo!リスティング広告のユーザー層の違い
Googleリスティング広告ではユーザー属性（年齢、性別など）のセグメントができるが、Yahoo!リスティング広告では不可
Googleリスティング広告では地域セグメントの半径指定が可能、Yahoo!リスティング広告では市区町村（一部除く）まで
Googleリスティング広告の広告アセット（広告表示アセット）とYahoo!リスティング広告の広告表示アセットの違い
Googleリスティング広告とYahoo!リスティング広告では、どちらの方が効果的なのか
まとめ

Googleリスティング広告とYahoo!リスティング広告の基本的な共通点

Googleリスティング広告とYahoo!リスティング広告の違いについて紹介する前に、基本的な共通点について解説しておきます。

キーワード連動型広告

Googleリスティング広告もYahoo!リスティング広告も検索キーワードをターゲティングするキーワード連動型広告です。キーワードにはマッチタイプがあり、それにより設定したキーワードに関連した検索語句にも配信されることがあります。除外キーワードの設定により、一部の検索語句が含まれる場合には配信させないこともできます。

クリック課金型

クリック課金型というのも共通する特徴です。広告が配信されただけでは広告費は発生せず、クリックしてサイトに流入した際に広告費が発生します。ユーザーが広告を実際に見てクリックするまでは費用が掛からないことから、効率の高いWeb広告として認識されています。

オークション制

どちらのリスティング広告もオークション制となっていることから、競合が多いキーワードはクリック単価が高騰する傾向にあります。クリック単価を抑えるためには、キーワードを工夫することや品質スコアを高めること、広告表示オプションを設定することなどが対策として挙げられます。

Googleリスティング広告はGoogleに、Yahoo!リスティング広告ではYahoo!JAPANに広告が配信される

ここから、Googleリスティング広告とYahoo!リスティング広告の違いについて紹介していきます。

まず1つ目は広告配信先にあります。当たり前ではありますが、Googleリスティング広告はGoogleで検索されたときに広告が表示されます。Yahoo!リスティング広告ではYahoo!JAPANで検索されたときに広告が表示されます。

また、それぞれのリスティング広告では検索パートナーがいるため、それらのメディアにも配信されることもあります。例えば、Googleリスティング広告では「goo」「BIGLOBE」などが検索パートナーになります。Yahoo!リスティング広告では「bing」「Excite」などが検索パートナーになっています。※今後、変更される場合もあります。

日本国内での検索エンジンのシェア

Googleリスティング広告とYahoo!リスティング広告で広告配信先が異なりますので、日本国内での検索エンジンのシェアも見ておきましょう。一般的なメディアでは利用ユーザーが多いほど価値が高く集客力が高くなります。それは検索エンジンでも同じことが言えるでしょう。

日本では、2022年9月時点のパソコン及び2022年12月時点のスマートフォン並びにタブレットにおいて、いずれもGoogleが7割以上を占め最も高いシェアを誇る。また、パソコンではBingのシェアが15％を超え、スマートフォンやタブレットではYahoo!のシェアが20％程度となるなど、端末毎の傾向の差も見られる。
総務省公式HP

少しデータとしては古くなりますので現在の数値は少し変わっていますが、ほとんど変わりなく推移していると考えて良いでしょう。これによると。Googleの検索エンジンシェアが最も高く、Yahoo!、Bingがそれに続いています。パソコン（PC）、スマートフォン（SP）でシェアの違いは見られますが、圧倒的にGoogleが優勢となっていることが分かります。

Googleリスティング広告とYahoo!リスティング広告のユーザー層の違い

Googleの検索エンジンシェアが高いことから、年齢や性別を問わず多くの利用者がいることが分かります。一方で、Google広告と比較したときにYahoo!JAPANの利用者は年齢層が高めで、女性が利用する傾向にあります。

ネット検索で Google を使う人、Yahoo! を使う人の特徴を分析してみた

リスティング広告のターゲットが女性で高齢層の場合、Yahoo!リスティング広告との相性は良いと考えられますが、Googleリスティング広告の方がユーザー数が多いということは知っておくべきでしょう。

Googleリスティング広告ではユーザー属性（年齢、性別など）のセグメントができるが、Yahoo!リスティング広告では不可

Googleリスティング広告とYahoo!リスティング広告の大きな違いにユーザー属性のセグメントがあります。

Googleリスティング広告ではユーザー属性（性別、年齢、世帯年収、子供の有無）でターゲットを絞り込むことができます。例えば「化粧水」と検索しているユーザーが男性の場合に広告を配信する、あるいは「サプリ」と検索しているユーザーが高齢層の場合に広告を配信するなどの調整ができます。これにより、しっかりとターゲットだけにリーチすることができ、無駄な広告費を削減することにつながります。

Yahoo!リスティング広告では現在のところ、ユーザー属性によるセグメントができないため、検索ユーザーはすべて広告対象にするしかありません。※2025年6月現在